会員企業の経営倫理担当役員(BEO)の集まりであるBEO昼食懇話会が、2016年5月18日に東京都港区の国際文化会館で開催された。今回で23回目となるが、カルビー株式会社の代表取締役会長兼CEOである松本晃氏を講師にお招きした。 講演のテーマは「カルビーの夢経営~良い会社ではダメだ!強い会社にしたい!~」。最初に海堀周造理事長(横河電機会長)から挨拶。「企業は社会の公器であり、業績だけでなく社会における存在価値を高めていかねばならない。企業はEternal Concernとして生き続けていくために企業倫理は欠かせない。松本さんはJohnson & Johnson社からカルビーに移られたが、J&J社のOur Credoを基本に経営を展開し素晴らしい業績を上げておられる。私もOur Credoを読み返したが、はるか昔に書かれたものの今でも光を放っている。そうした松本さんの話は我々にとってかならず役に立つものと思う。」と述べた。 松本氏は最初にJ&J社のOur Credoが作られた時代背景につき説明、Our CredoがなかったらJ&J社の今日はなかった、J&J社にはカリスマ経営者はいない、あるのはOur Credoのみと述べた。 そこから本題に移り、