「激変する世の中における企業価値創造への挑戦」茅野 みつる氏が講演

経営倫理実践研究センターでは、毎年、会員企業の経営倫理最高責任者（BEO；Business Ethics Officer）を招き昼食懇話会を行っている。本会は2019年11月の第29回以降、新型コロナウイルス感染症により開催を見送ってきたが、伊藤忠商事株式会社 常務執行役員広報部長である茅野みつる様を講師にお迎えして、４年ぶりにBEO昼食懇話会を東京都港区の国際文化会館で開催した。

はじめに、経営倫理実践研究センター斉藤彰浩理事長（東京ガス株式会社 常務執行役員）から開会に際して「今回４年ぶりに30回を開催できたことは嬉しく思う。国内では企業不祥事が続いておりコンプライアンスの重要性は高まっており、また有価証券報告書における非財務情報開示要求など企業の説明責任が強く求められるようになってきた。加えて世界情勢では予想できなかった様々な衝突が起きている。このような状況下において、正に茅野様のお話しが会員企業の皆様にとって有益なものとなると思う。」との挨拶があった。

続いて、茅野氏の講演では、冒頭、幼少期に父親の仕事の関係で渡米して感じたこと、米国の弁護士事務所での法律業務への向き合い方、伊藤忠商事入社のきっかけなどに続き、伊藤忠商事においてこれまで経験してきた４つのポジションの中で重要視してきた価値について、以下内容のお話があった。（要旨を掲載）